高血圧治療薬と言えばノルバスク

ノルバスクは1993年に発売された、高血圧の治療に世界中で広く使われている降圧薬です。一般名はアムロジピンです。
降圧薬にはいろいろな種類がありますが、ノルバスク(アムロジピン)はカルシウム拮抗薬と言う種類に属します。ノルバスクは、カルシウム拮抗薬の代表選手的なお薬で、ジェネリックも多くの製薬会社から出ていて、OD錠(口腔崩壊錠)もあります。
カルシウム拮抗薬はダイレクトに血管に作用するので、確実に血圧を下げる効果が期待でき、余計な副作用が少ないということが特徴の1つです。血管の周りを覆っている平滑筋と言う筋肉を緩めて血管を広げます。そのためスムーズに血液が流れて血圧が下がります。
本態性高血圧での有効率は85.5%、腎障害を持つ高血圧での有効率は80.0%、重度の高血圧に対する有効率が88.9%という報告が届いていて、高血圧治療で高い効果があることが判ります。
お薬の血中濃度が半分になる半減期が35時間と長く持久力に優れているので、1日1回の服用で済むことも大きなメリットです。
そして、薬価が安いために患者さんの経済的な負担も少なくて済みます。
これらのことから、ノルバスク(アムロジピン)はしっかりと確実に血圧を下げたい人、副作用の少ない薬が良い人、服薬回数が少ない薬の方が良いという人、世界的に広く使われている薬が良いという人に向いている降圧薬だと言えます。

ノルバスクの併用禁忌について

ノルバスク(アムロジピン)は、イトラコナゾールやクラリスロマイシンとの併用は血中濃度を高めるので、併用禁忌となっています。イトラコナゾールは抗真菌薬、クラリスロマイシンはマクロライド系の抗生物質です。
ノルバスク(アムロジピン)を服用中に医療機関を受診する時は、薬の相互作用による体調不良や害を防ぐために、必ずノルバスク(アムロジピン)を服用中であるということを担当医に告げてください。
また、お薬ではなく食べ物ですが、併用禁忌となっている物があります。ノルバスクはグレープフルーツとの相互作用もあります。
グレープフルーツの中のフラノマリンという物質が、ノルバスクを代謝する酵素の力を抑え込んでしまうとされています。そのため、ノルバスクの血中濃度が上がって、薬が効きすぎてしまう可能性があります。ノルバスクはカルシウム拮抗薬の中では、この相互作用は弱い方に分類されていますが、ノルバスクを服用する前後にグレープフルーツジュースを飲んだり、グレープフルーツを食べるのは避けてください。
温州みかんやバレンシアオレンジ、レモン、かぼすは、フラノマリンが含まれていないので、相互作用の心配はありません。
お薬は、用法用量を守って飲みましょう。