高血圧になりやすいタイプの性格

血圧には、全身を巡った血液が心臓に戻る時に血管にかかる圧力を示す「拡張期血圧」と、心臓が全身に血液を送る時に血管にかかる圧力を示す「収縮期血圧」があります。
高血圧とは、この「拡張期血圧」か「収縮期血圧」の値が基準値より高い状態を示します。つまり、高血圧とは血管にかかる圧力が人より大きいことを示します。

さて、高血圧の原因には様々な要因が関係していますが、その中でも自律神経は大きく関係しています。
自律神経は体の様々な部分の働きを調節するものですが、ストレスや疲労といった負荷がかかると、自律神経は乱れてしまいます。
そして自律神経の乱れやすさは、ストレスの感じやすさ、つまり性格に深く関係しています。
ストレスを感じやすい性格としてまず挙げられるのが、「真面目」な人です。真面目な人の特徴としては、何かに対して「常にこうあらねばならない」という理想像を持っており、常にその理想像を守ろうという責任感があります。
けれども、理想像から外れることにストレスを感じる傾向があります。

例えば野心家で仕事熱心な方の場合、目標に向かって努力を惜しまない傾向があります。
しかし、時には努力しすぎてしまい、心身に強い負荷をかけてしまっている場合があります。
また、野心家で仕事熱心な方の場合、目標通りに物事がうまくいかなかったり、十分な結果が出なかったりすると、それが強いストレスにつながることがあります。
心身に強い負荷がかかってしまうことで、自律神経が乱れたり、血管の状態が悪くなり、高血圧につながる恐れがあります。

また他人に義理堅い人の場合、一度受けた恩は決して忘れず、常に他人に報いようとします。
しかし、時によっては他人との約束を守ろうと、自分に無理をしてまで他人に義理堅い対応を取ろうとしてしまうことがあります。
このように、何かに対して責任感が強く、真面目に取り組む方の場合、心身にストレスがかかりやすい状態になっています。
特に外に対してストレスを発散できない方の場合、常にストレスがかかっている状態であるため、慢性的な高血圧につながる恐れがあります。
また、気が短い人、せっかちな人も少しの余分な時間に対してストレスを感じるため、高血圧になりやすい性格といえます。

気性が荒い人は高血圧になりやすい

高血圧の原因の一つには、ストレスにより自律神経が乱れることが挙げられます。
そして過剰にストレスを受けやすい要因の一つに、「気性の荒さ」が挙げられます。

気が短い人、せっかちな人の場合、何かをするまでにかかる余分な時間に対してストレスを強く感じます。
例えば待ち時間などは、本人にとって「余分な時間」となるため、強いストレスにつながります。
また、真面目な人の中には他人に対して「自分のルール」を当てはめようとするもうまくいかず、ストレスを感じる場合があります。

そして気性が荒い人の場合、ストレスによるイライラが我慢の限界に達すると、攻撃的になる傾向があります。
他人や物など、自分以外のものに対して攻撃的になると、その瞬間血圧は通常よりさらに上昇します。
また気性が荒い人の場合、ストレスの許容範囲が狭いことも特徴として挙げられます。ストレスを感じやすく、許容範囲が狭いため、イライラが怒りとなって外に発散されてしまうのです。
ただし気性が荒い人の中には、他人やものに対して攻撃的になった後、自分の行いを深く反省し、自分を責めてしまう場合があります。
この時、自分を責めることでさらに強いストレスがかかることになり、慢性的な高血圧につながる恐れがあります。

そして気性が荒い人の場合、ストレスがかかりやすいため高血圧になりやすいのですが、さらに怖いのが血圧の差が大きくなりやすいという事です。
平常時とストレスがかかった時に、血圧の差があると、それだけ血管に対して一度に強い負荷を与えることになります。血圧に一度に強い負荷がかかると、血管に大きなダメージを与えてしまいます。
また血圧の場合、下と上の血圧の差が大きいと、それだけ心臓に近い血管に負荷がかかっていると推測されます。
日ごろからストレスをため込まないようにし、血圧の差もできるだけ少なくすることが重要です。