血圧計の正しい選び方と測り方

自分で体調管理をするために血圧測定は欠かせません。
最近は様々なメーカーからいろいろな血圧計が販売されていますが、初めて利用する人にとっては、どれが一番良いのか迷うところです。

血圧計の画像そもそも血圧計は、腕帯を巻くタイプの上腕式血圧計、腕を通す全自動タイプの上腕式血圧計、手首式血圧計の3種類に分かれます。
どれも家庭で手軽に測定が出来て便利なのですが、手首式血圧計の場合は測り方による影響を受けやすく、測る度に異なる数値が出る、数値が高めに出やすいなどの意見もあります。
また血圧計は、メーカーによって測定方法に違いがあります。
コロトコフ法は医師が聴診器で血管音を聴いて血圧を測るのと同じ測定方法で、オシロメトリック法は血液が流れる時に、血管壁に生じる振動の変化で血圧を測定するタイプです。
どちらが良いとは一概には言えないですが、コロトコフ法は、正確に測れる一方、使い方によっては測定誤差が出やすいです。そういった事から、家庭用血圧計で採用されているのは、ほとんどがオシロメトリック法を採用しています。

どちらにしても、血圧は正しい方法で測定しないと正確な数値は出ません。
直前の身体や精神状態の影響を受けやすいので、血圧を測る前には数分の安静を設けます。また尿意や便意がある際は、必ず先にトイレへ行っておきます。
もちろんトイレへいった後も数分は待ち、呼吸を整えてから測定するようにします。季節によって部屋の気温も違いますが、寒すぎたり暑すぎる場合は誤差が出やすくなるので、室温にも注意が必要です。

血圧測定で最も大切なポイントは正しい姿勢とカフの正しい装着です。
カフは素肌か薄手の肌着の上から隙間が出来ないようにぴったりと巻きます。厚手の服は腕まくりをせずに脱いでから測定するようにします。
そして椅子の背もたれに軽くもたれ、足を組まず、リラックスして座ります。測定部位が心臓の高さに保つのが大切で、机が低い場合はクッションなどで調整するようにし

血圧計アプリで自己管理ができる

基本的に血圧はいつも同じ数値が出る訳ではありません。計測する時間帯やその日の体調によっても数値は大きく異なります。
そのため、高血圧治療ガイドラインでは一機会2回、朝と夜に測定するように推奨されています。
以前は朝と夜、それぞれ1回ずつの測定で良かったのですが、2014年の改定によって一機会2回、朝と夜に2回ずつ測定し、その平均値をその時の値として採用します。
ちなみに2回の血圧の値の差が大きすぎる場合は、3回目の測定をするのも良しとされており、その場合は3回分の平均値を採用します。
ただこの値に満足しない場合、不安になって何度も測定する人もいますが、そうなるとさらに正しい数値が得られません。そのため、4回以上の測定は推奨しないともされています。

基本は毎日、少なくても週5日は測定するようにします。週5日以上の数値を把握しておけば、自己管理もしやすくなります。
自分でメモとしても残しておくのも良いですが、最近は便利な血圧計アプリもいろいろ出てきています。
血圧計アプリによって特徴も少しずつ異なりますが、主な機能としては、朝と夜の最高血圧、最低血圧及び脈拍、さらに体重や服薬済みか否かのコメントも記録出来たりします。
アプリを使って自己管理する事により、血圧の推移を把握したり、グラフ化する事も可能です。またそのデータを医師と共有することも出来るので、大変便利です。

毎日血圧を測定する事で体調の変化にも気づきやすくなります。
脳梗塞や脳出血、心筋梗塞、心不全、大動脈瘤など様々な合併症を予防する意味でも、特に症状が出ていない内から血圧を測定する習慣をつけておいた方が賢明です。
数値に変化があると、自然に日々の生活習慣にも気をつけるようになります。